ニライカナイは・・・「カヌチャ・ベイ」後編
2005年 12 月30日（金）
妻が長年お世話になっていた美容師さんが自分の店を出した。それまで妻は彼が店を代わる度に追いかけ、遠くの美容院まで出かけていっていた。でも、今度だけはちょっと無理。なにしろ、彼の故郷の沖縄に出した店。その美容師さんに、「沖縄に遊びに行くんだ」と伝えたら、ホテルまで遊びに来てくれた。感謝。カヌチャから次の宿泊先、那覇のホテルまで、彼の車でドライブしようという趣向。･･･そこでホテルおたくの妻は沖縄のホテル見学を目論んだ。
彼のお薦めの「きしもと食堂」で“うちなーすば”を食べた後、最初の見学ホテル「ブセナテラス」に向かう。ここは沖縄サミットの会議場としても使用されたアジアンテーストの豪華ホテル。ホテル棟だけでなく、プライベートプール付きのコテージタイプの部屋などもある。最近同じグループの「ジ・アッタテラス」というバリのウブドゥにあるような、魅惑的な最新ホテルもオープンした。いつか泊まりに来なければと誓う。（誰に？）
続いて万座ビーチホテル＆リゾート、そして日航アリビラ。この辺りで風が強くなる。そう、台風が近づいていた。カヌチャにいる間はテレビや新聞に接触せずにいたため知らなかったが、大型の台風が真っ直ぐに沖縄に向かっていた。ちょっと不安なまま、彼の美容室へ。北谷という若者が集まる新しい街。二階にある美容室からは夕日に染まる海が見えるという。良い店。「ここまで通ったら？｣「そうだねぇ｣･･･おいおい！悩むな！
彼と一緒に行きつけの沖縄料理の店でたっぷり泡盛を飲んだ後に、那覇での宿泊先、沖縄ハーバービューホテルへ。彼の車で送ってもらう。（彼は全く酔う気配もなし）そして、その頃はすっかり暴風雨圏内。樹木の葉が飛ばされ、雨が下から吹き上がる。台風中継で見慣れた映像を生（ライブ）で見ている感じ。翌朝はピーカンだったものの、那覇空港ではあちこちに長蛇の列。昨夜から飛行機が飛んで来れず、那覇発の便が相次いで欠航だという。我々の便も欠航。その日の内に飛べる見込みはない。
･･･ありゃりゃ、困った。物語は番外編に続く。